学生がキャッシングをする場合、いくつかのハードルがある。
特に収面と「学生」という身分が学生の与信低評価に繋がっているといって良いだろう。
では、学生は全くローンを組めないかというとそうでもない。
「学生ローン」という学生専門のローン会社がそれだ。
学生ローンは学生専門にキャッシングのサービスを提供する会社だ。
通常は足かせとなる学生という身分が、逆に生きる格好だ。
学生ローンが多くの学生に利用されはじめたのは、インターネットの普及をおいて他はないだろう。
それまでは全くと言ってよいほどマイナーな存在だったものだが、口コミによって次第に利用者が増え、学生たちの経済活動の一端を担う位置づけとして確立された。
さらに火をつけたのがインターネットである。
今では携帯電話を持っていない学生はほぼ皆無で、特にスマートフォンの普及は目覚ましく、学生ローンのモバイルユーザーをターゲットとした営業戦略は見事に成功した。
学生のスマホユーザーをターゲットとした戦略は、その後の学生ローン業界の広告宣伝戦略を一変させた。
●広がるニーズと情報の共有
学生ローンの利用者数は年々伸びを見せている。
以前は学費や生活費など、生活する上で必要な目的での利用者がメインであったが、インターネットの普及を皮切りに、誰もが気軽に申し込むようになった。
インターネットで学生ローンを知り、その学生が今度は友達を紹介する。
ホリエモンの言葉だが、新聞などの紙媒体とインターネットの最大の違いを、次のように語っている。
「インターネットの最大の特徴は、情報を共有する事ができる事である」
まさにその通りだ。
あるニュースを見た時、紙媒体だと見た人だけの情報に留まってしまうが、ラインやメールではURLを貼って、即座にそのニュースを友達に知らせる事ができる。
学生ローンのネット戦略もこれと同じだ。
顧客を増やすには、広告と口コミ、これが最も重要な戦略の一つである事は間違いないだろう。
利息が安くなるキャンペーン情報などがあれば、即座にラインなどで友達に教える事ができる。
紹介キャンペーン情報などもまたしかりだ。
●安全性について
学生ローンは知名度的に不安視される声が多い。
特に個人情報の流出や、取り立て行為に関する懸念の声が大きいようだ。
この点について心配する意見も理解できるのだが、学生ローンはれっきとした貸金業の登録業者である。
個人情報の管理は厳重に管理されており、過剰な取り立て行為は法律で固く禁じられていりので、心配の必要は皆無である。
学生ローンは社会的信用の面に関しては十分に理解をしているので、むしろ安全だと言って良いだろう。
どうしても心配なら、登録番号の照会や、インターネットの口コミ情報など、情報はいくらでも手に入ると思うので、自身で調べれば納得もいくだろう。
●大手消費者金融との比較
大手消費者金融と学生ローンでは、どういったところに違いがあるのだろうか?
こういった場合に利息などが比較のメインとなるところだが、金利面に関して言えばあまり差はない。
これはホームページ等ですぐに調べられることなので、自分の目で確かめてもらいたい。
利便性についてはどうだろうか?
こちらについては、全国のＡＴＭが利用できる大手消費者金融に軍配があがるだろう。
学生ローンでは規模が小さいので、ＡＴＭは割に合わないのである。
というか、資金的に不可能といって良いだろう。
では、学生ローンには勝ち目はないのか?
そう思われるかもしれないが、そうではない。
学生ローンの最大の武器は、学生専門店という事だ。
大手のローン会社では、学生に対する審査は正直難しい部分が否めない。
しかし、学生ローンは学生である事が条件故、学生である事が条件なので、審査の弊害となる「学生」という身分が足かせにならないですむ。
つまり、正当な審査が受けられるという事なのである。
よって、学生の場合は、大手逃避者金融よりも学生ローンの方が審査が通り易いのだ。
つまり、学生ならば大手の消費者金融を利用するより、学生ローンに申し込んだ方が賢明と言えるのだ。
●多くの人が不安視する個人情報の取り扱いや、強引な取り立てなどは記述の通り心配の必要はない。
むしろ学生ローンの方が規模が小さい分、小回りが効くので融通が効くというメリットもある。
「融通がきく」とは、例えば顧客の多い大手では、全てをコンピューターで一元管理している為、手作業での作業が必要な特別な処理の対応が迅速であるとはいえないのだ。
その点、学生ローンでは一定の融通がきくので、給料の支払いが遅れているから待ってほしいとか、支払日を変更してほしいなどで、迅速な対応が可能なのだ。
●どちらが得?
学生ローンと大手消費者金融とで、どちらを使った方が得策なのか?という疑問はよくあるところだ。
この場合、ケースバイケースによって違ってくると思われる。
例えば、ＡＴＭなどをメインに使いたいというのであれば、大手の方が良い。
しかし、金利を気にするなら不要な心配だ。
金利はほとんど変わらないからである。
では、他に比較要素を挙げるなら、審査の通り易さという点があるだろう。
いくら利便性などで比較しても、借りられなければ何にもならないからだ。
審査の件について、一つ重要な要素がある。
ローン会社に申し込みをすると、貸金業者は与信判断の為に信用情報の照会をする。
この履歴は信用情報機関に反映される為、万一他のローン会社に申し込みをした場合、そこでの審査に大きく影響を及ぼす可能性が高いのだ。
つまり、最初の段階で審査が通らないと、後々借りにくくなっていくという事なのだ。
ならば、はじめから審査が通り易い
学生ローンに申し込むべきという理屈になるわけだ。
結論は、学生ならば、はじめから学生ローンを使うべきだという事になる。
●保証人などは必要か?
学生ローンは基本的に保証人は必要ない。
稀に未成年などの場合に求められるケースもあるが、基本的には未成年であっても保証人はなしで借りられる。
ただし、未成年者への貸付を扱っている業者に限られる。
学生ローンは未成年者も取り扱っているが、一部、又は限定的な期間により、借りられないケースもあるので注意しよう。